2022/8/19〜8/28、うなぎの寝床がクジラ店にて開催するMONPEイベント「うなぎとマヌと寝床とコーヒー」。
福岡県南部の筑後地域で生産される生地・久留米絣をイベントにあわせてオリジナル製作。半ズボンとあわせてあずま袋もできました。
反物を無駄なく活用したいという思いから、ハギレを極力出さないように、生地を三つ折りにして制作されています。
ものを入れて風呂敷のように結んで使用し、中身に合わせて大きさを調整してお使いいただけます。小さく畳めばハンカチサイズになるので、バックの中に入れていざというときの買い物袋としても。
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●オリジナル生地について
今回のイベントをきっかけに、私たちは久留米絣を生地から一緒に考えて、「半ズボン」「あずま袋」「もんぺ」という3つの商品を制作。織元・久保かすり織物さんの工房での打ち合わせの中でシェアされたアイデアが、とても短い期間の中で形となりました。
今回の生地・製品の制作では、まずは久留米絣の織元さんを訪ねて工房や実際の製造現場を見学。久留米絣の製造背景に加えて、工程や生産体制、デザインや色を考える際のルール、うなぎの寝床の久留米絣との関わり方などを教わることから始まりました。
久留米絣と言えば「くくり」と呼ばれる技法を用いて表現する柄や模様が特徴ですが、今回はあえて「くくり」を使わないものを選択。久留米絣の生産体制や生産効率、イベントまでの限られた準備期間、そして、うなぎの寝床が久留米絣の中の「縞模様」を再解釈しようと取り組んでいることもあり、今回は生地は縞模様で考えてみることになりました。
その中で、いわゆる規則的な「縞模様」ではなく、無地とも縞ともどちらにも見えるような生地デザインとしつつ、それが縫製され製品になった時、生地が連続することで「縞のように見える」というアイデアがベースになっています。それが「半ズボン」「あずま袋」「もんぺ」それぞれのパターンによる生地裁断によって、実際にできあがった製品は物づくりのおもしろさが表れた仕上がりになっていると思います。
●manucoffeeとうなぎの寝床 – AZUMA BUKURO(あずま袋)
つくりて:久保かすり織物・うなぎの寝床
地域:福岡 筑後市・八女市
サイズ:縦50~52cm、横50~52cm、深さ25~27cm
※反物をそのまま端の耳まで使用しています。
※久留米絣の幅は36㎝~38㎝ですので生地により多少サイズが異なります
原材料:綿100%(久留米絣)
●あずま袋とは?
あずま袋の「あずま」は、江戸時代に京都から見た「江戸」のことをさす「あずま(吾妻・東)」が由来とされています。風呂敷でものを包むことが主流だった江戸時代に、西洋のカバンを真似て手ぬぐいを縫い合わせてつくったことがはじまりといわれています。
はぎれを出さない図面や、小さく折りたたんで収納できる携帯性、ハンカチとしても使用できる利便性など、あずま袋には日本人のミニマルな思想が反映されています。
●お手入れについて
・天然繊維の為、洗濯すると多少縮む場合がございます
・洗濯時は裏返してネットを使用してください
・漂白剤の使用はお控えください
・タンブラー乾燥はお控えください
※イベントについてはmanucoffeeのイベントページから
https://www.manucoffee.com/news/goods_products/2786.html
※うなぎとマヌのストーリー、イベントまでの経緯、MONPEについては、うなぎの寝床のページから
https://unagino-nedoko.net/event/42994/
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※店頭との在庫を共有しているため稀に商品の在庫がない場合がございます。コーヒー豆・ドリップバッグ類の在庫が一時的に切れている場合は、基本的に次の焙煎後の発送となりますので、ご注文日から5〜6日ほどお時間をいただきます。お急ぎの方や日時指定がある方はこちらから詳細をご確認ください→ https://manucoffee.shop/news/60923141c9827a1d13172644sy